生い立ち
島根県出雲市で生を受け
十八年間を過ごした園山真希絵
祖父母が畑仕事で作った野菜や
お米を食べて育った幼少時代
環境は素晴らしかったものの
食への思い入れがゼロだった上
反抗期をむかえた頃は
食の好き嫌いが激しすぎて
体も肌も心もボロボロに・・・
凸凹人生すぎて書ききれませんが・・・
自分の容姿があまりにも醜く、
生きることが嫌でたまらなかった
中学高校時代。
醜い自分を少しでも補うためにと
ひたすら勉強と部活に明け暮れた。
しかし、高校3年生の夏休み前。
「大豆」と「お弁当」をきっかけに
見事に体質と考え方がプラスに変わり、
ひどかったアトピーやニキビも消え、
食べながら25キロのダイエットに成功。
(以後食べても太らず、健康体をキープしている)
18年間の出雲生活を経て
大学進学のため東京へ ———
と、ここまで食とは無縁の道を
進んでいたが、 ある時、
「食」という漢字は
「人を良くする」と書くと知り、
一転、食の道を歩むことに。
徐々に雑誌やテレビ出演の依頼が増える。
27歳で、株式会社設立。
28歳で、紹介制飲食店「園山」を作る。
7年の定借物件のため、35歳で、一旦閉じる。
すぐさま渡米。NYでの挑戦を試みたが、撃沈。
帰国後、以前から学んでいた和菓子のお店を開く。
2年後に、信頼すべき仲間に託し、
再び紹介制飲食店「そのやま」を立ち上げる。
すなわち、「食」を作り上げる人、食作家
飲食店の経営以外にも、あらゆる食の仕事をしつつ、20代前半から15年以上、趣味と勉強のため、世界中の美味しいものを食べ歩き、「好きなことをして、自由に生きたい」という思いから人の3倍以上働いた。(現在も)
「私は食で救われたんだ。だから、食で恩返ししたい」
その一心で、 ジェットコースターのような紆余曲折の道のりを歩みながらも今こうして17年、
食の世界にどっぷり身を置く。
ただ、私は料理人ではない。
もちろん料理も作るが、単にお皿の上での表現と料理の作り手としてだけでなく、その料理の背景やより良い人間を形成する中で欠かせない
「食の威力」を伝える役まわり。
すなわち、
「食」を作り上げる人、食作家。
自身の飲食店を経営しながら、現場にも立ち、20年以上、挫折や失敗・遠回りをして、自分の幸せや生き甲斐が「食」を通して
「沢山の人の笑顔が見れること」
「喜んでもらえること」だと改めて気づく。
その中で、「恩返ししたい」と思う気持ちが年齢を重ねる毎に増している。
あの感動と幸福感を私が味わったように、身長160㎝程度のちっちゃな私も、食の力を伝えながら誰かの大きな記憶に残る感動がプレゼントできたらと。
きれいごとに聞こえるかもしれませんが、それが私の夢の一つ、なんです。
人は誰しも人で傷つき、でも、人で救われる。傷つくからこそ、人に優しくなれるはず。人で救われるから、人に優しくなれるはず。
全てが「必然」という「縁」でつながっている。
だから、人と縁をもっともっと大切に
感謝して生きていきたい。
なんて、
大げさなことを書いておきながら、情けないことに、呆けて目も開けられなくなった寝たきりの祖母や今もなおバリバリ働く年老いた両親に面と向かって「ありがとう」を伝えられてない。
今の自分があるのは、
「食」の前に、家族なのに。
おそらくこれからも、
葛藤と矛盾を抱えながら生きていくと思います。
内容は違えど、
今を生きる人々なら同じはずではないでしょうか。
でも、それが人間だと思うんです。
でも「より良く変わりたい」と思って行動すれば、きっと変われます、大丈夫。
大丈夫・大丈夫って、自分にも言い聞かせてます。
とりあえず、40年と数か月を生きてきました。
未だに過去から引きずるコンプレックスは消えませんが、つい最近また思考がガラッと変わったんですよね。
もっとシンプルに考えよう。
もっと好きなことをして生きよう。
もっと仲間と家族と自分を大切にしよう。
もっと美味しい自分を作り上げよう。
もっと自分を料理しようって。
人生は、料理と似たようなもんなんですよね。
美しい味わいの料理(自分と人生)を作るために、様々な経験をしてこそ、美味しい自分と人生が作れるはず。
難しいことではなく、
とても簡単でシンプルなこと。
祖母の作った艶々のおむすびみたいな人間になりたい
人生は、料理と似たようなもんなんですよね。
美しい味わいの料理(自分と人生)を作るために、様々な経験をしてこそ、美味しい自分と人生が作れるはず。
難しいことではなく、 とても簡単でシンプルなこと。
「怖ろしい冗談の繰り返し」人生を送ってますが、
改めて振り返ってみると、
私は、人生の試作段階で、試行錯誤しながら、失敗が多かったんだと思います。
一方、食べても太らない健康的を維持し、
「食べるから太らない」「食べるから健康体」「食べることがスポーツ」「痩せたいなら食べるべし」
だと言えるようになったのは、
まず、自分をうまく料理できるようになったからなんですよね。。
食材を料理するのも、自分の心身を料理するのも、自分の人生を料理することも楽しいことなので、
残りの人生も様々な料理をしていくつもりです。
ずっと戦場と孤独を生き抜いてきたと思ってきましたが(この先もそうかもしれませんが)
どんなことが起きても、 その時の調理次第であり、
経験という調味料がものすごく美味しくしてくれると信じてます。
そして、 大事な大事な仲間と家族と支え合い、
美味しいものを分かち合って、みんなと一緒に幸せを感じられたら最高に幸せです。
私は祖母の作った艶々のおむすびみたいな人間になりたいです。
2018年12月3日に至るまで
園山真希絵
連載中
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